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平成30年・1週~劇症型溶血性レンサ球菌感染症、インフルエンザ~

今週の注目疾患   平成30年・1週(平成30年1月1日~平成30年1月7日)

【劇症型溶血性レンサ球菌感染症】
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は感染症法において 5 類全数把握疾患に分類され、β溶血を示すレンサ球菌を原因とし、突発的に発症して急激に進行する敗血症性ショック病態と定義されている。
「β溶血性レンサ球菌が血液または通常ならば菌の存在しない臓器から検出され」、かつ「ショック症状」に加え「肝不全、腎不全、急性呼吸窮迫症候群、播種性血管内凝固症候群(DIC)、軟部組織炎、全身性紅斑性発疹、中枢神経症状のうち 2 つ以上」、を伴う症例が届出対象となっている。 原因となるβ溶血性レンサ球菌は主に A 群レンサ球菌の Streptococcus pyogenes、B 群レンサ球菌の S. agalactiae や G 群(C 群、A 群である場合もある)の S. dysgalactiae subsp.equisimilis などである。
千葉県においては 2013~2018 年第 1 週までに 87 例が届け出られており、2015 年以降増加傾向にある。
2017 年は 28 例の届出があったが、B 群および G 群による症例の届出が増加した(図1)。
87 例における原因溶血性レンサ球菌の血清群分布は A 群が 43 例(49.4%)、G 群が 25 例(28.3%)、B 群が 13 例(14.9%)、6 例は不明であった。
患者の年齢中央値は A 群による症例が65 歳(範囲 0~94 歳)、B 群による症例が 73 歳(範囲 0~92 歳)、G 群による症例が 77 歳(範囲 9~88 歳)であり、G 群は高齢者に多い傾向にある。
また、届出に記載された患者の症状(ショック以外)は表のとおりであった。

【インフルエンザ】
2018 年第 1 週の県内定点医療機関から報告されたインフルエンザの定点当たり報告数は 14.67(人)となり、前週(18.23)より減少した。(図 2)。
一方、県内の基幹定点(9 医療機関)からのインフルエンザ患者の入院報告数(入院サーベイランス)は第 1 週に 35 例の報告があり、前週(2017 年第 52 週;16 例)より増加した。
定点当たり報告数の減少は、学校・職場等の年末年始による休暇の影響や年始期間のため平時と異なる受診行動といったことが考えられる。
近年のインフルエンザの報告は 1 月下旬~2 月上旬となる第 4~6 週にピークを示す。

【千葉県感染症情報センターより参照】
(平成30年1月10日更新)

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